大阪社会労働運動史 第１０巻明治期から現代に至る大阪の経済、産業、労働・社会運動の歩みを記録にとどめる作業が、公益財団法人大阪社会運動協会によって続けられてきました。このたび、20世紀末から2020年までを扱う第10巻（最終巻）が刊行されました。(第9巻までの目次は社運協HPで)
編・発行 公益財団法人大阪社会運動協会 編集委員代表：玉井金五（大阪市立大学名誉教授）、沢井実（大阪大学名誉教授） 編集委員：廣田義人、久本憲夫、山田和代、伊田久美子 B5判 980頁 販価30,000円＋税 出版 耕文社 2018年12月の執筆者会議でスタートし、最終的に59名もの執筆陣による刊行が成ったのが2024年7月という壮大なプロジェクトで、その一端の第6章社会運動「第11節 反原発運動・環境問題」と「第13節 知る権利」を担当することができました。第10巻の著者、目次などは版元ドットコムが詳しい。 第11節 反原発運動・環境問題 一、反原発運動 １ 福島原発事故以前 2000年代の原発をめぐる状況 ＪＣＯ臨界事故を受けての共同行動 高速増殖炉もんじゅ プルサーマル反対 六ケ所再処理工場反対 高レベル放射性廃棄物 低レベル放射性廃棄物 労働者被曝の問題 チェルノブイリ被災者支援 国際連帯 ２ 福島原発事故後 福島原発事故とその後 事故直後の抗議行動 震災がれき広域処理 汚染水の大阪湾放流受入れ発言 原発再稼働 高速増殖炉もんじゅの廃炉 核のごみ 関電原発不正マネーの追及と株主運動 福島事故以後の国際連帯 政策転換を求める 二、環境問題 大阪の環境の状況 温暖化防止 再生可能エネルギー 環境保全 新たな環境問題 中間支援組織 第13節 知る権利 １ 情報公開制度の確立に向けた運動 大阪府公文書公開等条例 知る権利ネットワーク関西の発足 大阪市公文書公開条例 市町村条例の制定・改善 情報公開法の制定要求 法案要綱をめぐる議論 法案審議 大阪府情報公開条例への全面改正 ２ 情報公開制度の運用改善を求める運動 情報公開請求体験ツアー 会議の開催周知 請求者の制限 手数料による制約 意思形成過程の情報 録音データの公開 公文書管理の問題 ３ 知る権利の形骸化とそれに抗する動き 大量請求 存否応答拒否 森友事件 特定秘密保護法 担当執筆部分の抜き刷りを制作しました。興味のある方は問い合わせてください。
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